インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポは、2020-21シーズン終了後に完全FA(フリーエージェント)となる。しかし、『The Athletic』のジャレッド・ワイス記者によれば、今オフの移籍を希望しているという。 2013年のNBAドラフト1巡目2位指名を受けたオラディポは、オーランド・マジックで3年間プレイしたのち、オクラホマシティ・サンダーを経て、2017年にペイサーズへ移籍。エースに上り詰めたなかでも2018年の活躍は目覚しく、スティール王とMIP(最も成長した選手)をダブル受賞したほか、オールスター初出場も果たした。
2019年1月に大腿四頭筋腱を断裂。今年1月に復帰を果たしたが、まだ本調子には程遠い状態だ。しかし、リーグトップクラスのペリメーター・ディフェンダーであり、着実に得点力をアップさせているオラディポには多くのチームが興味を持つと見られている。 ワイス記者は「オラディポは今年のオフシーズンの間に移籍したいと考えているようだ」と伝えている一方で、来シーズン終了までペイサーズとの契約下にあるため、本人が希望したからといって簡単に移籍できるわけではない。また、新HC(ヘッドコーチ)の方針次第で、オラディポが残留を希望する可能性も残されている。 しかし、『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者は、キャリア平均17.3得点、4.6リバウンド、3.9アシストを記録しているオラディポはトレード価値が非常に高いため、ペイサーズは他チームに対して「有利な立場でトレード交渉を進めることができるだろう」と考察している。