マイアミ・ヒートのバム・アデバヨは、9月23日(日本時間24日)に行われたボストン・セルティックスとのカンファレンス決勝第4戦の試合中に左手首から腕にかけて負傷したが、『ESPN』によればエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は次戦の出場を明言している。 アデバヨは第4戦で40分間プレイし、20得点、12リバウンド、4アシスト、2スティールと112-109の勝利に貢献した。しかし、第4クォーター残り2分6秒、セルティックスのジェイソン・テイタムとリバウンドのポジション争いをした際に左手首から腕にかけて負傷。苦痛に表情をゆがめ、時折左手首付近を抑えながらもそのままプレイを続け、試合後には「大丈夫だ。少し逆方向に曲がったけど、大したことじゃない」と語っていた。
試合から一夜明けた24日(同25日)、スポールストラHCはアデバヨが追加の検査は行わず、アイシングをしただけだと説明。負傷が手首、腕、肩のどこなのか詳細を尋ねられると、「ひどくはないがその全部だ。今回はフィジカルなシリーズだ。彼は明日プレイする準備はできている」と語り、9月25日(同26日)に行われる第5戦の起用に前向きな姿勢を示した。 今季、レギュラーシーズンで平均15.9得点、10.2リバウンド、5.1アシストを挙げたアデバヨは、3年目でオールスターに初出場。ポストシーズンでも平均17.8得点、11.5リバウンド、4.7アシスト、シュート成功率56.3%を記録し、ジミー・バトラーやゴラン・ドラギッチらベテラン勢とともにチームの快進撃を支えてきた。 25日(同26日)に行われるシリーズ第5戦に勝利すれば、ヒートは2014年以来6年ぶりとなるNBAファイナル進出となる。