NBAは9月23日(日本時間24日)、新型コロナウイルスの影響で開催延期となっていたドラフトコンバインを、9月28日(同29日)から11月中旬にかけて段階的に開催すると発表した。 当初は5月にシカゴで開催予定だったドラフトコンバインは、新型コロナウイルス世界的流行により無期限の延期。通常は1か所で開催され、チーム関係者やスカウトは身体測定、ドリル、スクリメージを視察できるが、開催方法の再考を余儀なくされていた。移動と一会場の選手参加数を制限し、オンライン上で行うプランが見込まれていたが、最終的に各チームのマーケット内とバーチャルの両方で実施されることに決まった。
NBAのリーグ運営部門代表を務めるバイロン・スプルーエル氏は、「ドラフトコンバインは、ドラフト前の評価プロセスで重要なパートを担っている。今回の環境は特別だが、チームとNBA入りを目指す候補者に価値ある場を提供できることに興奮している」と声明を発表している。 NBAの公式発表によれば、候補者たちには9月28日から10月16日(同17日)まで、ビデオカンファレンスによるチームとの面談の場が与えられ、10月中に選手の自宅あるいは一時的な滞在場所から最も近いNBAチームの施設で筋力や敏捷テスト、シューティングドリルなど実戦的プログラムを実施。新型コロナウイルスの検査もNBAのドクターたちによって会場で行われる。 また、バスケットボールのトレーニングアプリ『HomeCourt』を利用し、候補者たちは自身のスキルを紹介する最長45分の映像『プロ・デイ』を作成することが可能。さらにNBAチームやスカウトは、オンラインツール『Combine HQ』を利用して、過去のコンバイン参加や現役NBAプレイヤーたちとのデータ比較などができるようになるという。 なお、ドラフトは11月18日(同19日)に開催予定だが、状況に応じて日程変更となる可能性がある。