レイカーズのドワイト・ハワード、マジック時代のファイナル惨敗の雪辱を誓う「すべてをチームメイトに捧げる」

ロサンゼルス・レイカーズは今季、フランチャイズOBのコービー・ブライアントを中心にリーグ連覇を達成した2010年以来の優勝を目指している。 デンバー・ナゲッツとのカンファレンス決勝を制した場合、ベテランセンターのドワイト・ハワードにとってもオーランド・マジック在籍時代の2009年以来となるファイナル進出となる。

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『Sports Illustrated』のクリス・マニックス記者によれば、ハワードはレイカーズに1勝4敗と完敗を喫したあの日から、再びファイナルに戻るとずっと思い続けてきたと明かす。 「ファイナルへの思いがなくなったことはない。かつて一度、ファイナルに出場する機会を得た。常に自分自身に約束をしている。再びプレイできるチャンスが来たら、自分の持っているものすべてをチームメイトに捧げるんだ」 20代前半はリーグ随一のスター選手として活躍していたハワードだが、マジックを離れてレイカーズに移籍した2012-13シーズン以降は移籍を繰り返すなど迷走が続いた。特に昨シーズンは故障もあってわずか9試合の出場に終わり、キャリアの危機を迎えていたが、レイカーズに復帰した今シーズンに見事復活。平均18.9分出場、7.5得点はともにキャリアワーストの数字なが、堅実なディフェンス力でここまでのチームの躍進に貢献している。 かつては自分勝手な振る舞いが目立ちトラブルメーカーの部分もあったが、今は精神面でも成熟ぶりを見せている。その様子には、マジック時代の指揮官であるスタン・バン・ガンディもこう評価する。 「彼はいい人間だ。オーランドで素晴らしい仕事をしたが、それ以降は苦しんだ。こうして彼が復活し、献身的なチームプレイヤーとして勝利を目指している姿を見られるのは、素晴らしいことだ」 かつてリーグを席巻したスーパースターのハワードは、様々な苦難を乗り越えて10年越しの悲願を果たせるのか。

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