「NBA Rakuten」は日本時間9月23日(水)午前10時より、ロサンゼルス・レイカーズとデンバー・ナゲッツによるウェスタン・カンファレンス決勝第3戦を配信する。試合の趨勢は、やはり二コラ・ヨキッチ(ナゲッツ)とアンソニー・デイビス(レイカーズ)が握っていると言っても過言ではない。
第2戦はレイカーズのデイビスに劇的な逆転ブザービーターを決められ、すんでのところで勝利を逃したナゲッツ。3連敗は避けたいところだが、そのためには大黒柱ヨキッチの活躍が当然ながら欠かせない。前回の試合では30得点、6リバウンド、9アシスト、4スティールをマークしてチームを牽引した“ジョーカー”。特に第4Q(クォーター)残り3分からのパフォーマンスは圧巻で、1人で11連続得点を記録し、8点差あった状況を一時は逆転に導くなど獅子奮迅の活躍だった。これには解説者のチャールズ・バークレー氏も「ヨキッチが見せた勝利への執念には頭が下がる。本当に素晴らしかった」と絶賛した。シリーズ巻き返しを狙う第3戦で、このハイレベルなプレイを再現できるか。 敗戦の中でも希望となったのは、PJ・ドジアーの活躍だろう。カンファレンス準決勝以降の出場は主に勝敗が決したガベージタイムだったが、14分のプレイタイムを得た第2戦では、第4Qにオフェンスチャージを2度誘発するなど、チームに活力を与えた。フリースローを5本中4本外したのは痛かったが、気落ちせずに積極的なプレイでチームに流れを呼び込みたい。
第2戦におけるレイカーズのMVPは、言わずもがなブザービーターを決めたデイビスだろう。試合最多の31得点、9リバウンド、1スティール、2ブロックと攻守で活躍が光った。コービー・ブライアントを称える特別ユニフォーム「ブラックマンバ・ジャージー」を着用した試合での勝利にデイビスは「このジャージーを着てのブザービーターだから、なおさら特別だよ」と喜び、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)も「あれはコービーが決めるようなシュートだった。まさに“マンバ・ショット”」と絶賛している。レギュラーシーズン含めて30得点以上を記録した試合で21勝5敗と、その活躍がレイカーズの勝利に直結しているデイビス。“ユニブロウ(一本眉)”の怪物が再び覚醒すれば、レイカーズがNBAファイナルの舞台にさらに一歩近づくことになるだろう。 レイカーズが連勝の勢いそのままに王手をかけるか、それともナゲッツが粘りを見せるのか。注目の第3戦の結末はいかに。