デンバー・ナゲッツは、ユタ・ジャズとのプレイオフ1回戦、ロサンゼルス・クリッパーズとのカンファレンス準決勝と2シリーズ連続で1勝3敗からの逆転突破となった。同一シーズンに、1勝3敗から2度のカムバックを果たしたのはNBA史上初めてだ。 “ミラクルチーム”となっているナゲッツだが、クリッパーズとのシリーズが第7戦までもつれたことも影響し、ウェスタン・カンファレンスの進行はイースタン・カンファレンスに比べて遅れている。9月17日(日本時間18日)時点でイーストはカンファレンス決勝を第2戦まで終えているが、ウェストは18日(同19日)に第1戦が行われる。
『ESPN』のマリカ・アンドリュース記者によると、ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は自分たちの追い込まれてからの驚異的な強さと、ウェスタンの日程が遅れていることを踏まえ、このような冗談を言っているという。 「リーグに1勝3敗からシリーズを始めてくれと嘆願した。そうすればみんな多くの時間を節約できるし、イースタン・カンファレンスの進行に追いつくことができる」 また、4勝1敗で勝ち抜いたことで試合が約1週間なかったレイカーズと、過密日程である自分たちの違いに関するマローンHCの発言を、『AP通信』のブライアン・マホニー記者が紹介している。 「おそらくレイカーズは、バブル(隔離地域)の中で最も休めているチームだと思う。ただ、それは彼らの戦いぶりによるものであり、評価するべきだ。そして、我々は次のチャレンジに向けて一丸となっている」 コンディション面でナゲッツが大きな不利となっているのは間違いない。ただ、マローンHCはそれを言い訳にするつもりは一切なく、自慢の一体感で過酷な戦いを乗り切っていけると信じている。