再開されたシーズンが行われているフロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)に招待されなかった8チームは、NBA管理下の環境で自主的なワークアウト開催が許可されている。イースタン・カンファレンス13位のデトロイト・ピストンズはトレーニングを開始したが、ドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)は4人の不参加を明かした。『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者が伝えている。 ワークアウトは「第1フェーズ」(9月14~20日)と「第2フェーズ」(9月21日~10月6日)の二つの期間に分けられており、参加は任意。第1フェーズの主なメニューは1対1で、第2フェーズでスクリメージや5対5など実戦的なトレーニングに移行する。
ピストンズは3チームを編成するためにGリーグ選手5人を帯同させ、計15人が参加しているが、左膝の手術から復活を目指すブレイク・グリフィン、ベテランガードのデリック・ローズ、クリスチャン・ウッド、ラングストン・ギャロウェイは現在参加していないという。ケイシーHCは、主力2人の状況についてこのように説明している。 「すべての若手選手がここにいる。デリック・ローズとブレイク(グリフィン)はいない。2人ともワークアウト自体は行っていて、フィジカル的な問題ではない。どちらも(状態は)100%だ。ブレイクはロサンゼルス、デリックは街の内外で練習している」 一方で、今季平均13.1得点を挙げたウッドと全66試合に出場したギャロウェイは完全FA(フリーエージェント)のため、「私がFAだとしたら、契約していないチームには参加しない」と指揮官は理解を示している。 グリフィンにはトレードの噂が常に飛び交っているが、ピストンズは2020-21シーズンにどのようなチームを作り上げるのか。再建の行方に大きな注目が集まる。