名シックスマンのリアンドロ・バルボサ、現役引退とともにウォリアーズのメンターコーチ就任を発表

元NBA選手のリアンドロ・バルボサが9月14日(日本時間15日)、現役引退とともに、ゴールデンステイト・ウォリアーズのメンターコーチに就任することを明かした。球団も公式サイトで正式発表している。 ブラジル出身のバルボサは、2003年のNBAドラフト1巡目28位でサンアントニオ・スパーズから指名を受け、直後にフェニックス・サンズへトレード。2004-05シーズンは日本人初のNBAプレイヤーである田臥勇太とチームメイトだったことでも知られる。スティーブ・ナッシュ加入後、スピーディーな攻撃的スタイルにインスタントスコアラーとしての能力がマッチして一気に台頭。平均18.1得点を記録した2007年には最優秀シックスマンを受賞した。

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その後、トロント・ラプターズ、インディアナ・ペイサーズ、ボストン・セルティックス、ワシントン・ウィザーズ(出場なし)、サンズと渡り歩き、2014年にウォリアーズへ加入。セカンドユニットを支え、2015年には自身初のNBAファイナル出場を果たすとともに、見事にチャンピオンに輝いた。 2016-17シーズンを最後にNBAを離れ、母国ブラジルでプレイしていたが、9月14日に自身のインスタグラムで現役引退を表明。さらに、古巣ウォリアーズで選手のメンターコーチを務めることを発表した。『ESPN』のニック・フリーデル記者は、同日に行われたオンライン会見でのバルボサのコメントを紹介している。 「スティーブ・カー(ヘッドコーチ)は私のコーチで、友人でもあった。彼がフェニックス・サンズのGM(ゼネラルマネージャー)だった時、時折引退後の話をしていたんだ。ヘッドコーチじゃなく、アシスタントコーチになりたいんだってね。選手と話したり、教えたりするのは得意分野だ。彼は私にチャンスをくれた。家族に話したら、妻は『いいわね。やりましょう』と言ってくれたよ」 バルボサの母国ブラジルは新型コロナウイルスの猛威が続いており、パンデミック(世界的大流行)中には自身と妻に陽性反応が確認された。それを克服し、再びアメリカに戻って仕事をスタートさせることに感慨深いものがあるようだ。メンターコーチの役割には、選手と一緒にワークアウトをするほか、オフコートでの指導も含まれるという。 「(コロナ感染期間は)クレイジーな時間だった。サンフランシスコに戻って、再びウォリアーズと仕事をする機会を得ることができて、喜びしかないよ」

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