バックスがヤニス・アデトクンボと休暇後に再面談へ ラグジュアリータックス支払いも厭わない姿勢でアピール

ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、その去就が大きな注目を集めている。オーナーグループとの面談が行われ、休暇後に再び話し合いの場が持たれるという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 ウォジナロウスキー記者によれば、アデトクンボは9月11日(日本時間12日)、バックスのオーナーであるマーク・ラスリー氏、代理人のアレックス・サラトシス氏を交えて3時間に及ぶランチ面談を実施。優勝を狙えるサポーティングキャストを揃えるべく、ラグジュアリータックス(贅沢税)の支払いも厭わない姿勢をラスリー氏から示されたという。 また、アデトクンボが2020-21シーズンに備えた休暇を終えた後、再び面談の場を設けることで両サイドが合意したとウォジナロウスキー記者は伝えている。

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今季レギュラーシーズンで最高勝率(56勝17敗)を記録したバックスは、プレイオフ1回戦でオーランド・マジックを4勝1敗で破ったが、カンファレンス準決勝でマイアミ・ヒートに苦戦。右足首捻挫を押して強行出場するも怪我を悪化させてしまったアデトクンボは、第5戦のコートに立てず、チームの敗退をベンチから見届けるしかなかった。 2020-21シーズン終了後に完全FA(フリーエージェント)になるアデトクンボに関しては、プレイオフ突入前からトレードの噂も飛び交っていた。カンファレンス準決勝敗退で去就に関する議論はさらに過熱しているが、アデトクンボ本人は第5戦後の会見で「それ(移籍)はない。あり得ないよ」と語っていた。 バックスとしても、2018-19シーズンにMVPを受賞し、今季は最優秀守備選手にも輝いたエースを当然ながら慰留する構え。2020-21シーズンのサラリーキャップが1億1500万ドル(約122億円)のままだと仮定すると、5年総額2億3000万ドル(約244億円)以上のスーパーマックス契約をオファーする見込みだ。 束の間のブレイクを経て、どのような決断を下すのか注目が集まる。

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