「NBA Rakuten」は日本時間9月14日(月)午前2時より、ロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツによるウェスタン・カンファレンス準決勝第6戦を配信する。
2勝3敗と1試合も落とせないナゲッツは、司令塔ジャマール・マレーの爆発が必須だ。2勝した試合で平均26.5点、FG成功率52.8%、3ポイント成功率53%なのに対し、敗れた3試合では14.7点、FG成功率34%、3ポイント成功率33%に落ちこんでいる。ユタ・ジャズとの1回戦で見せた爆発的な得点力を再現して、クリッパーズの守備を苦しめたい。
プレイオフを勝ち上がるには、サポーティングキャストの貢献が欠かせない。事実、第5戦でナゲッツが勝利したのは、ポール・ミルサップとマイケル・ポーターJr.の活躍があったから。ミルサップが14得点を第3Q(クォーター)で稼いだことで、最大16点のビハインドを第3Q終了時には7点差まで迫り、その後の逆転劇につなげた。ポーターJr.も第4Q終盤まで無得点だったが、試合残り1分11秒からリードを5点に広げる3ポイントを含む、7得点をマーク。ポーターJr.はリード広げた3ポイントについて「誰が見てもいいシュートセレクションではなかったかもしれない。だけど、打てって言われてる気がしたから打ったんだ」と振り返っている。 無論、クリッパーズもサポーティングキャストの充実度ではナゲッツに勝るとも劣らない。土壇場でチームを救う選手の登場が、試合の趨勢を大きく左右するだろう。
クリッパーズは第5選、最大16点ものリードを奪いながら逆転負けを喫した。とりわけ第4QのFG成功率は19%と散々の数字。26得点を記録したポール・ジョージは「自分たちが有利なのは変わらない。彼らが逆転して勝っただけ」とコメントしたが、この試合のように気の緩みが見られれば、簡単に形勢逆転してしまうのだ。 クリッパーズにとって心強いのは、エースのカワイ・レナードがプレイオフだけで7度も30点超えを達成するなど好調をキープしていること。最後まで集中力を維持して、球団史上初のカンファレンス決勝進出を決めることはできるか。