ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルックは、ロサンゼルス・レイカーズとのウェスタン・カンファレンス準決勝第2戦で13リバウンド、2スティールと守備で奮闘するも、オフェンスではフィールドゴール15本中4本成功の10得点、さらに7ターンオーバーとミスが目立った。 109対117で敗れてシリーズ通算1勝1敗となった試合後の会見で、ウェストブルックは自身のプレイ内容について反省しきりだったようだ。『ESPN』のティム・マクマホン記者によると、「今の俺はただ、走り回っているだけ」と試合を振り返った。
「映像を見て、どうすれば効果的にプレイできるか把握しないといけない。(ターンオーバーの)いくつかは判定のミスだった。まあでも、すべては俺のせい。他の誰かを非難したりしない。俺のミスであり、自分に責任がある」 右足大腿四頭筋の肉離れによってオクラホマシティ・サンダーとのプレイオフ1回戦最初の4試合を欠場するなど、ウェストブルックのコンディションは万全ではない。ただ、「彼は本来の調子を取り戻している最中だ」とし、ウェストブルックを信頼していると語ったロケッツのマイク・ダントニーHC(ヘッドコーチ)のコメントをマクマホン記者は伝えている。 「私たちは、ラッセルなしでは勝てない。それは質問にすらならない。彼は(不調を)乗り越えるから大丈夫だよ。他の誰よりも、彼自身が自分に怒っている。彼は本当に偉大な選手だ。全く心配していない」 レイカーズとの第3戦は、9月8日(日本時間9日)に行われる。ロケッツがシリーズ2勝1敗と先行するには、ウェストブルックがミスを抑え、いかに効果的なプレイできるかが明暗を分けるポイントとなるだろう。