ミルウォーキー・バックスは9月4日(日本時間5日)に行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝第3戦で100-115と敗れ、シリーズ3連敗と崖っぷちに追い込まれた。 この大事な一戦で、エースのヤニス・アデトクンボは21得点、16リバウンド、9アシストを記録したが、第1Q(クォーター)に右足首を捻った影響でプレイ時間は通常よりも短い35分間だった。 アデトクンボが試合後に語ったコメントを、『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者が伝えている。 「足首の状態は良好だ。僕はもっとプレイできた。僕たちは万全の状態だし、ヒートも万全だ。だから、僕は良い状況に置かれている」 アデトクンボのドライブインを起点としたバックスのオフェンスは、ヒートの堅いディフェンスによって苦しめられている。アデトクンボは第3戦でシュートを21本中7本しか決められず、勝負どころの第4Qでバックスは13-40と大きくリードされた。『ESPN Stats & Info』によると、ショットクロックが導入された1955年以降のプレイオフで、第4Qに27点差をつけられたのは過去最多の得失点差だという。シリーズ0勝3敗と追い込まれたが、アデトクンボはこれまでのジンクスを打ち破る決意を見せる。 「NBAプレイオフで0勝3敗から4連勝してシリーズを突破したチームはいまだかつてないけど、それを達成する最初のチームは僕たちになるはずだ。自分たちを信じて、試合の映像をよく研究し、ハードにプレイする必要がある。これからは、1試合ごとではなく、それぞれのプレイごとや、ポジションごとに全力を尽くさないといけない。僕たちは『自分たちならできる』という自信を持たないといけない」 バックスは9月6日(同7日)に行われる第4戦で逆転突破でのきっかける掴めるのか、重要な一戦となる。