ナゲッツのジャマール・マレーがシリーズ2度目の50得点 マイケル・ジョーダン以来となる史上2人目の快挙も達成

デンバー・ナゲッツは8月30日(日本時間31日)に行われたユタ・ジャズとのプレイオフ第6戦を119対107で制し、シリーズを3勝3敗のタイに持ち込むことに成功した。この試合、ナゲッツのジャマール・マレーは50得点、6アシスト、5リバウンドの大暴れで勝利の原動力となった。 第4戦で50得点、11リバウンド、7アシスト、第5戦では42得点、8リバウンド、8アシストと絶好調のマレーだが、プレイオフで3試合連続40得点、5リバウンド、5アシスト以上を記録するのはマイケル・ジョーダンに次いでNBA史上2人目だと『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。

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また、シリーズ敗退が懸かった試合で50得点以上を挙げたのはスリーピー・フロイド、ウィルト・チャンバレンに次いで3人目。さらに、プレイオフの同一シリーズで2度50得点超えを達成したのはジョーダン、アレン・アイバーソン、現在対戦しているユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルに次ぐ4人目と、NBA史に残る圧巻のパフォーマンスを見せている。 マレーはこの試合で、警官の暴力行為、銃撃により亡くなったジョージ・フロイド氏とブリオナ・テイラー氏の顔がデザインされた特注シューズを履いてプレイ。ソーシャルジャスティス(社会正義)と人種差別撤廃の活動をより推進していくための強い決意を涙ながらに語った試合後のインタビューをヤンミスク記者は伝えている。 「僕は多くの情熱と気持ちを込めてプレイしている。何かのために戦っていると、それはより大きな意味を持つ。僕たちはずっと、この戦いを戦っているが、うんざりすることばかりで嫌になる。自分だけのことではないから感情的になってしまう。みんな命を失うということを想像してもらいたい。子供がいるのに命を失った父親、子供の前で7回も銃で打たれた父親、息子、兄弟のことを想像してほしいんだ」 ナゲッツとジャズによる運命のシリーズ第7戦は9月1日(同2日)に行われる。

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