【Legend Story】ポール・ピアース~ボストンの勝負師~『NBA情報局 DAILY9』にて配信中

幼少期は地元レイカーズのファン

その男がボールを持つと、ボストンの街が揺れた。 不振にあえいだ名門の先頭に立ち、支えた勝負師。バスケットボールで「真実」を証明した男。”The Truth”、ポール・ピアース。 1977年、ポール・ピアースはカリフォルニア州オークランドに生まれる。小さい頃からレイカーズの大ファンで、一番嫌いなチームはライバルのセルティックスだった。 カンザス大に進学すると目覚ましい活躍を見せ、オールアメリカンに選ばれるなど一気にスタープレイヤーに登りつめる。そして1998年のドラフトでは、なんと嫌いだったセルティックスに指名されるのだった。それでもルーキーイヤーから好成績を残し、チームに貢献。オール・ルーキー1stチームに選ばれた。 そのピアースに突如悲劇が――。2000年9月、暴漢に襲われ、首、背中など全身11か所を刺されるなどして病院に運ばれ、緊急手術を受けることに。

大舞台になればなるほど力を発揮する、生粋のクラッチシューターだった

自身初のファイナルで顔を合わせたのは…

しかし、わずか1か月後。 開幕のコートにピアースは立っていた。さらにそのシーズン、チームで唯一全82試合に出場。平均25.3得点、6.4リバウンド、3.1アシストと凄まじい活躍を披露して、誰もがその強靱な精神力に驚愕した。 さらにピアースは様々な役割を器用にこなし、正確なシュートでセルティックスを牽引する。そうしたすべてのプレイは、身体能力に頼ったものではなく、基本に忠実というスタイルを貫いていることから、本物の選手 “THE TRUTH” と呼ばれるようになった。 ただ、ピアースの奮闘も空しく、チームは冬の時代に突入していた。すると2007年、献身的なピアースに酬いるべく、セルティックスは大規模な補強に乗り出す。闘志あふれるオールラウンダーのケビン・ガーネットと、リーグを代表する名シューターのレイ・アレンが加わったのだ。 エース級が揃ったことで、いつしか3人は“ビッグ3”と呼ばれるようになる。しかも、スターながら献身的なプレイもできるこの3人は素晴らしい化学反応を見せ、前年までの低迷が嘘のように勝利を積み上げていった。 2007-08シーズン、終わってみればリーグトップの成績でプレイオフへ。そのポストシーズンでも死闘を制し、セルティックスは実に21年ぶりのNBAファイナル進出を決める。相手は、ピアースが子どもの頃から憧れていたレイカーズだった――。

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