フィラデルフィア・76ersは、8月19日(日本時間20日)に行われたボストン・セルティックスとのプレイオフ1回戦第2戦に101対128で敗れ、シリーズ2連敗となった。 プレイオフは通常ホーム&アウェーで行われるため、本来であれば下位シードの76ersはホームに戻って立て直しを図れるところだが、フロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)で集中開催されている今年の状況では、そうはいかないようだ。
76ersのブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)と、エースのジョエル・エンビードが第3戦以降の展望について語った内容を、地元紙『Bucks County Courier Times』のトム・ムーア記者が伝えている。 ブラウンHCはホーム&アウェーがないことについて、「もし地球がノーマルな状態だったら、私たちは第3戦でフィラデルフィアに戻ることができたし、セルティックスは、ホームで行われる最初の2試合を絶対に勝たないといけないというプレッシャーもあったはずだ」と言及。エンビードも「もしフィラデルフィアに戻れたら、状況はガラリと変わるだろう。俺たちはホームのファンの前では負けないからね」と、地元ファンの後押しがない難しさを語った。 ただ、ブラウンHCは主力のベン・シモンズを欠くなかでも、次戦に向けて「私たちのチームには、巻き返すのに十分なタレントが揃っているし、相手に完敗したからといってロッカールームで椅子を蹴飛ばしたり、タオルを投げたり、机をひっくり返すような選手はいない。だから大丈夫だ」という力強いコメントを残している。 また、エンビードも「俺たちは1試合1試合に集中しなければいけない。俺たちなら出来るはずだ。ここまではジェイソン・テイタムに好き放題やられたので、アジャストする必要がある。何かを変えなければいけないが、俺たちなら変えられるはずだ。重要なのは、相手のやりたいようにさせないことだ。そして、俺たちは自分たちのペースでプレイしないといけない」と抱負を語った。 セルティックスとのプレイオフ1回戦第3戦は、8月21日(同22日)に開催予定。76ersがどのような形で巻き返すのか、注目したい。