ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、8月19日(日本時間20日)に行われたフィラデルフィア・76ersとのプレイオフ1回戦第2戦で33得点をマーク。32得点を挙げた第1戦に続く活躍で、プレイオフで連続して30得点以上を記録した球団史上最年少の選手になった。 『ESPN Stats & Info』によれば、セルティックスのレジェンドであるラリー・バードが1981年4月12日から22日にかけて24歳にして3試合連続で30得点以上を記録したのが、これまでの球団最年少記録。テイタムは22歳169日とこれを大幅に更新し、名門の歴史に自身の名前を刻んだ。
セルティックスは、第1戦の第4クォーターにゴードン・ヘイワードが右足首を捻挫してシリーズ絶望となった。しかし、若きエースのテイタムに加え、ジェイレン・ブラウンも第1戦で29得点、第2戦で20得点と奮闘し、76ers相手に2連勝を飾っている。 今季加入して司令塔を務めているベテランガードのケンバ・ウォーカーは、テイタムとブラウンの若手コンビについて、「テイタムはスーパースターだし、ジェイレンもスーパースターだ。僕は、彼ら2人と一緒にプレイするのが好きなんだ。彼らのバスケットボールにかける愛情も好きだ。本当に特別な選手だ」と大絶賛したコメントを、『Forbes』のクリス・グレンハム記者は伝えている。 チームのオフェンスを組み立てる役目をしていたヘイワードが約4週間離脱するのはセルティックスにとって大きな痛手だが、テイタムとブラウンという2人の“スーパースター”が活躍している間は持ち堪えることができそうだ。 セルティックスと76ersのプレイオフ1回戦第3戦は、8月21日(同22日)に行われる。