スティーブ・カーHC、1995-96シーズンのブルズに見解「現代でも戦える仕様だった」

NBAにおいて、「史上最高の選手」とともに議論が白熱するのが「史上最高のチーム」だ。年代ごとにスタイルが異なり、比較は困難とされてきたが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、当時72勝の新記録を打ち立てた1995-96シーズンのシカゴ・ブルズは2020年の現代バスケットボールにも適応できると持論を展開した。 名手ラリー・バードを中心とした1985-86シーズンのボストン・セルティックス(67勝15敗)、マジック・ジョンソンとカリーム・アブドゥル・ジャバーが君臨した1986-87シーズンのロサンゼルス・レイカーズ(65勝17敗)、マイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンの三銃士で猛威を振るった1995-96シーズンのブルズ(72勝10敗)、シャキール・オニール&コービー・ブライアントの1999-2000シーズンのレイカーズ(67勝15敗)、そして年間最多勝利記録を持つ2015-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズ(73勝9敗)などが、“最強チーム”の候補常連組だ。

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現役時代にベンチメンバーとして1996~98年のブルズ3連覇に貢献したカーHCは、『The Ringer』の『The Bill Simmons Podcast』に出演した際、当時のブルズは“年代の違い”を超越したチームだったと持論を展開した。 「当時のブルズを振り返ると、現代でも実際に戦える仕様だった。3ポイントシュート力を多少差し引いた評価だが、あのチームはそれにも対応できる」 当時のブルズには、現在カーHCが率いるウォリアーズの中心を担うステフィン・カリーやクレイ・トンプソンのような長距離砲こそなかったとはいえ、攻守万能のポテンシャルは今の時代にも十分にアジャストできるレベルだという。 「多才さに関しては現代においても支持されるべきだと思う。コート上にロン・ハーパー、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、トニー・クーコッチ、デニス・ロッドマンを送り出したら、それは2020年でも十分通用するディフェンスだ。あの5人はどんな相手も守ることができる。そして攻撃においては、誰もマイケル・ジョーダンを止められなかった」 カーHCは「比較は難しい」「カリーム(アブドゥル・ジャバー)を本当に止めるつもりかい?」と断り、“最強チーム”の明言こそしなかったが、1995-96シーズンのブルズが現代でも通用する傑出した存在だったと主張していた。

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