フェニックス・サンズのデビン・ブッカーが、8月4日(日本時間5日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦の第4クォーターでブザービーターを沈め、サンズを117-115の勝利に導いた。35得点、8アシストを記録したブッカーの活躍で、サンズは再開シーズン無傷の3連勝をマークしている。
115対115の同点で迎えた試合残り8秒、相手のターンオーバーから試合を決めるチャンスを得たサンズに勝利を呼び込んだのは絶対的エースだった。ハーフコート付近でボールをもらったブッカーは、ドリブルでクリッパーズのポール・ジョージをかわすと、3ポイントライン内へと侵入。ヘルプに来たカワイ・レナードをポンプフェイクでいなし、そこから反転してフェイダウェイを放った。美しい放物線を描いたボールは、時計がゼロになると同時にネットへと吸い込まれた。 この値千金のブザービーターにSNS上では賞賛の声が相次いている。元同僚のジャレッド・ダドリー(現ロサンゼルス・レイカーズ)は「ブッカーがどれほどの選手かみんな知る必要がある!」と訴え、八村塁のチームメイトであるワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールも「Dブック(ブッカーの愛称)、信じられない。特別な選手だ」と賛辞を送った。 この勝利でウェスタン・カンファレンス8位につけるメンフィス・グリズリーズとのゲーム差を3に縮めたサンズ。次戦は8月6日(同7日)にイースタン・カンファレンス5位のインディアナ・ペイサーズと対戦する。