デンバー・ナゲッツは、8月5日(日本時間6日)のサンアントニオ・スパーズ戦を132対126で制した。この試合でナゲッツのマイケル・ポーターJr.が、ともにゲームハイとなる30得点、15リバウンドと大暴れした。 1年目の2018-19シーズンは背中の怪我で全休したため、今季がNBAデビューとなったポーターJr.。リーグ中断前は随所で潜在能力の高さを披露するも、出場時間が限られたこともあり目立った存在ではなかった。しかし、シーズン再開後はジャマール・マレー、ウィル・バートンら主力の故障欠場によって先発出場のチャンスを得ると、37得点、12リバウンドを記録した3日(同4日)のオクラホマシティ・サンダー戦から2試合連続となる30得点超えのダブルダブルと、ここに来て一気に才能を開花させている。
試合後のインタビューでポーターJr.は「ナゲッツはスコアラーとして僕をドラフト指名した。チームは、それが僕の大きな強みのひとつと知っていたんだ」と得点能力に自信を示している。そして、この試合で11アシストを挙げたニコラ・ヨキッチのサポートが大きいことも強調した。 「シュートよりパスを優先するスーパースターと一緒にプレイすることで、僕たちが共にうまくやれていることは明らかだ」 対するヨキッチも「彼はシュートを決めてくれる。そしてリバウンドも取れる。僕にとって彼は大きなパスのターゲットだ」と、ポーターJr.の非凡なシュート力に信頼を寄せていた。 今後故障者が戻ってきた際、ナゲッツはポーターJr.をどのように起用するのか。マレー、バートンらとうまく共存させることができれば、チームとしてプレイオフで大きく飛躍するかもしれない。 ナゲッツは45勝23敗でウェスタン・カンファレンス3位につけている。0.5ゲーム差で追いかける2位のロサンゼルス・クリッパーズを追い抜くため、8月6日(同7日)にある次戦のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でも、ポーターJr.の爆発に期待が懸かる。