ロサンゼルス・レイカーズは、8月1日(日本時間2日)に行われたトロント・ラプターズ戦で92-107と敗れた。昨季王者の組織的なディフェンスに対し、シーズンワーストのシュート成功率35.4%と自慢のオフェンスが沈黙してしまった。 20得点、10リバウンド、5アシストを記録するも、シーズン再開後初黒星を喫したレイカーズのレブロン・ジェームズは、勝者のラプターズを称賛した。試合後のコメントを『ロサンゼルス・タイムズ』のタニア・ガングリ記者が伝えている。
「(ラプターズは)素晴らしいチームだ。仮定の話ではなく、彼らは素晴らしいコーチングを受けており、チャンピオンのDNAを持っている。優勝したら、それをチームから奪うことはできない。それに、優勝する前もプレイオフの経験が豊富な選手たちが揃っていた。カワイが移籍したことで、メディアは彼らについてあまり語っていないかもしれないが、このリーグの選手たちは、ラプターズがどんなチームであるか確実に分かっている」 レイカーズはレブロンと並ぶ二枚看板のアンソニー・デイビスが、この試合はシュート数7本のみで、14得点、6リバウンド、3アシスト止まりだった。ただ、フランク・ボーゲルHCはデイビスのショットセレクション自体に問題はなかったとの見解を示している。 「彼らはできる限りダブルチームを仕掛けてきたが、私たちはデイビスをいつものようにオフェンスに絡めたかった。彼はダブルチームがどこから来ているのか察知して、オープンになっている選手たちを見つけており、素晴らしい仕事をしてくれたと思う」 強豪対決に敗れたとはいえ、すでにレイカーズのウェスタン・カンファレンス首位は確実な状況。レブロンやデイビスへの徹底マークは、プレイオフでも十分に予想されるだけに、ラプターズ戦は良い予行練習になったはずだ。