ウエスタン・カンフェレンス首位のロサンゼルス・レイカーズは、2位に5.5ゲーム差をつけており、このまま第1シードでプレイオフに臨むことが濃厚だ。そうなると初戦で対戦するのは第8シード。現在、9位のポートランド・トレイルブレイザーズが相手になる可能性がある。 昨季終了後に現役を退いた元NBA選手のチャニング・フライは、レイカーズがブレイザーズと戦った場合、デイミアン・リラードとCJ・マッカラムのガードコンビに大いに苦しめられると予想している。 『TalkBasket.net』は、ポッドキャスト番組『NBA Hang Time』に出演した際のフライの発言を紹介している。この番組でフライは、「(ラジョン)ロンドの故障離脱はレイカーズにとって痛手だ。何故なら、みんな言っているし私も見てきたけど、プレイオフでのロンドはレギュラーシーズンとまったく違う。プレイオフのロンドは、デイミアン・リラードやCJにとっても難しい相手だった」と、右手親指の骨折でプレイオフ途中からの復帰が予想されるロンド離脱の影響について言及した。ブレイザーズは2018年のプレイオフ1回戦で、ニューオーリンズ・ペリカンズに0勝4敗と完敗しているが、この時ペリカンズの先発PGはロンドだった。 さらにフライは、「レブロン(ジェームズ)はコート上でのベストプレイヤーで、AD(アンソニー・デイビズ)もいる。しかし、一方でレイカーズはCJとデイムを止める手立てがない」と付け加えた。 現状では、そもそもブレイザーズがプレイオフに出場できるかすら不透明である。しかし、このマッチアップが実現した場合、フライの予想するようにブレイザーズのガードコンビが大暴れし、第1シードと第8シードの戦いらしからぬ激戦となってもおかしくないだろう。