7月15日(日本時間16日)に行われたビデオ会見で、オーランド・マジックのジェームズ・エニス三世が、数週間前に新型コロナウイルスに感染していたことを明かした。その後回復したエニス三世は、先日チームに合流している。 エニス三世が語った内容を、『ESPN』のニック・フリーデル記者が以下のように伝えている。
「大変だった。自主隔離のために、約2週間ほど家族とは別の部屋で生活した。シーズン再開に向けてワークアウト出来なかったのも辛かった。だが、再びコートに戻ることができて嬉しく思っている。今は、再び自分本来の調子を取り戻すために努力している。シーズン中断中にリズムを失ったし、正直なところ体も錆び付いる。だから、僕はジムにこもって、細かい部分を気にしながらトレーニングして体調を戻し、錆を落とそうと努力している。僕はもう準備出来ているし、ここでやる事に集中している。あと2週間で出来る限りのことをやって、新型コロナウイルスに感染する前の自分に戻ろうと思っている。そのための準備は出来ているし、エキサイトしている」 また、エニス三世は感染した時の症状についても語った。 「4〜5日ほど頭痛に悩まされた。最初の24時間は寝込んでいたし、嘔吐もした。だけど、今はもう体調は良くなった。最初のスクリメージ(試合形式の練習)を来週に控えているので、今は体を動ける状態に戻すように努力している」 「俺の前にはいつも障害がある。だけど、母親が『何事にも理由がある。神が見守ってくれるから、頑張りなさい』とアドバイスしてくれた。何かを克服することが難しい時もあるが、今の僕はコートに立っている。だから万事良好だ」 今シーズン途中にフィラデルフィア・76ersからマジックにトレードされたエニス三世は、移籍後の12試合中10試合で先発を務め、平均6.8得点、4.1リバウンド、1.1アシストを記録している。 マジックはイースタン・カンファレンス8位(30勝35敗)でシーズン再開を迎える。