7月13日(日本時間14日)、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が記者会見に応じ、再開されるシーズンでカワイ・レナードに出場制限をかけるかという記者団からの質問に対し、「制限はない」と明言した。 レナードはトロント・ラプターズに所属していた昨季、左膝の問題を理由に医療スタッフとの相談のうえで連戦のどちらかを欠場し、レギュラーシーズン出場回数を60試合に制限。これにより、心身ともに最高の状態でプレイオフを迎えたレナードが、チームを史上初のリーグ優勝に導いたことで、“ロードマネジメント”と呼ばれる疲労管理法が注目されていた。 オフシーズンのFA(フリーエージェント)でクリッパーズに移籍して以降も疲労管理を続けていたレナードは今季、64試合中51試合に出場し、平均26.9得点、7.3リバウンド、5.0アシストをマークしている。
疲労管理を続けていたことに加え、新型コロナウイルスの影響で約4カ月の休養期間を得たレナードの状態は万全なようだ。『LA Times』によれば、リーグが3月11日(同12日)に中断されて以降、初めて記者会見に出席したレナードは、自身の状態と中断期間中の取り組みについて以下のようにコメントしたという。 「調子はいいよ。ワークアウトもできたし、体も鍛えられた。この時(シーズン再開)のために準備をしてきたよ。今日が(チームと合流してから)最初の練習になるからすごくワクワクしているよ」 また、同メディアは、リバースHCがレナードの状態や再開後の起用について以下のように語ったと伝えている。 「カワイ(レナード)の健康状態は良好だ。だからといって、彼を最初の8試合(シーディングゲーム)すべてに起用するという意味ではない。プレイオフに向けて賢く準備する必要があるからね。これはほかの選手にも言えることさ」 現在ウェスタン・カンファレンス首位(49勝14敗)のロサンゼルス・レイカーズを5.5ゲーム差で追う同2位(44勝20敗)のクリッパーズは、すでにプレイオフ進出を確定させている。チーム史上初のリーグ優勝を狙うクリッパーズのリバースHCが、レナードをどのように起用するか注目だ。