マイアミ・ヒートは7月3日(日本時間4日)、チーム内に新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した選手が出たため、練習施設を一時封鎖した。現在はすでにシーズンが再開されるフロリダ州オーランドに入っているが、主力のバム・アデバヨとケンドリック・ナンが現時点で不在だという。
ヒートでは今季スラムダンクコンテスト王者に輝いたデリック・ジョーンズJr.が6月下旬、新型コロナウイルスに感染していると『AP通信』などで報じられていた。NBAと選手会の方針により、ウイルス感染者や合流が遅れている選手名などは明かされていないが、7月8日(同9日)にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート入りしたなかで、現時点でアデバヨとナンはいないと同僚の司令塔ゴラン・ドラギッチが示唆したようだ。 『マイアミ・ヘラルド』のバリー・ジャクソン記者は、ドラギッチが「バムとK-Nunn(ナン)が戻ってきたら、チームとして良い結果を出せるはずだ」と話したと伝えている。 現時点で不在が新型コロナウイルス感染によるものかは不明。しかし、3年目の今季に平均16.2得点、10.5リバウンド、5.1アシスト、1.2スティール、1.3ブロックを記録してオールスター初出場を果たしたアデバヨ、新人ながら62試合に先発してチーム4位の平均15.6得点を叩き出しているナンを欠いた状態でポストシーズンを戦うとなれば、ヒートにとって大きな痛手となる。 中断前までに41勝(24敗)を挙げ、すでにプレイオフ進出を決めているカンファレンス4位のヒート。シーズン再開初戦は8月1日(同2日)にデンバー・ナゲッツと対戦する。