昨年のNBAドラフト全体1位指名でニューオーリンズ・ペリカンズに入団したデューク大出身のザイオン・ウィリアムソンは、膝の怪我によってNBAデビューが大きく遅れたものの、復帰後は「怪物ルーキー」と呼ばれるに相応しい活躍を見せてファンを喜ばせた。 その一方で、「体重が重すぎるのではないか?」という懸念が絶えず付きまとっていたが、シーズン中断後にチーム練習場が再開された後に、体の引き締まったウィリアムソンの姿がSNSで拡散されて話題となっていた。
オーランドのバブル(隔離地域)で行われた会見で、ウィリアムソンがシーズン中断中に行った肉体改造について語った内容を、『ESPN』が以下のように伝えている。 「5歳の頃に戻ったような気分だった。とにかく初心に戻って、理想の体型になるように努力し、基礎練習を1から始めた。すべてを1から学び直すには良い機会だったよ。きっと、今まで見たことがないようなプレイを、ファンのみんなに披露できると思う」 ペリカンズのアルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)も、「彼の義父が毎日一緒にワークアウトしてくれたそうだ。そのおかげで、万全のコンディションでシーズン再開を迎えることができる。彼は、シューティングの面でかなりの改善を見せた。自主隔離によりしばらく離れていたが、かなりプレイを改善したようだ」と、ウィリアムソンの進化に太鼓判を押していたと、『ESPN』は伝えている。 ウェスタン・カンファレンス10位(28勝36敗)でシーズン再開を迎え、プレイオフ進出最終枠の8位を目指すペリカンズは、メンフィス・グリズリーズ(32勝33敗)を3.5ゲーム差で追っている。もし上位の順位が変わらないまま、ペリカンズが8位に滑り込んだ場合、プレイオフ1回戦で“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)対、“怪物ルーキー”ウィリアムソンの対決が実現する。