NBA、ユニフォームに社会的メッセージを記すことを許可か

フロリダ州オーランドで開催される再開後のシーズンで、選手たちがユニフォームの選手名表記を社会正義に関するメッセージに変更できるようにするという案を、NBAとNBA選手会が検討しているようだ。 6月28日(日本時間29日)に『ESPN』のマーク・J・スピアーズ記者は、NBA選手会の代表を務めるオクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールが同局の『The Undefeated』で語った内容を、以下のように伝えている。 「私たちは、選手たちが毎日のように主張し続けている社会正義に関する様々な問題について、今後も引き続き注目が集められるように努力している。オーランド(NBAが開催されるエリア内)では社会正義への意識が失われるという意見もあるが、(社会正義へのメッセージが記された)ユニフォームを着てプレイすれば、そんなことにはならないはずだ。この案を聞いた選手は喜んでいた。背中のメッセージは無言の主張になる。これによって、選手たちは、自分たちが熱心に取り組んでいる問題に関する主張を続けることができるんだ」(ポール)

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ポールによると、選手たちが強制的に背中の選手名表記を変えさせられることは無いが、選手側には幾つかの案が提示されているそうだ。『ESPN』によると、その案の中には『Black Lives Matter』や、『I Can't Breathe』といったメッセージのほか、社会正義を求める組織の名前や、警察の暴行により死亡した人物の名前などが含まれている、とのこと。 また、ジョージ・フロイド氏をはじめとする暴行被害者の名前を使用するにあたり、選手会は被害者家族に使用の許可を得る予定だとしている。この計画について、ポールは『ESPN』の取材で以下のように語っている。 「リーグは将来のことを前向きに考え、選手たちは様々な問題について熱心に取り組んでいる。選手たちは、自分たちの存在感を活かし、デモ行進の先頭を歩いている。彼らが犠牲を払ってオーランドでプレイするのであれば、自らの主張を続けることは可能になるだべきだ。もちろん、被害者たちの家族に(ユニフォームに名前を記すことは)問題ないか許可を得なければいけない」 6月中旬に再開したイギリスのプレミアリーグ(サッカー)では、再開後の最初の12試合でユニフォームの選手名表記が「Black Lives Matter」に統一されたほか、選手全員が試合前に片膝をついて人種差別に抗議したことで話題になった。

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