ニューヨーク・ニックスの今季が正式に終了したことを受け、チームはフロントの再建に向け本格的に動き出すことになる。なかでも、若手中心のニックスにとって、ヘッドコーチ(HC)の選定はチームの将来を大きく左右する最重要事項となるだろう。 『SNY』のイアン・べグリー記者によると、ニックスはクリーブランド・キャバリアーズの元HCで、現在はゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチを務めるマイク・ブラウンとのインタビューを予定しているほか、NBAの元スター選手で、現在はロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチを務めているジェイソン・キッドを次期HC候補に挙げているという。
『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、5月下旬の時点で、ミネソタ・ティンバーウルブズの元HCであるトム・シボドーがニックスの新HCの最有力候補だと報じていたが、状況は変わってきているようだ。 べグリー記者によると、ニックスはキッドとの面談をまだ設定していないものの、彼に強い関心を持っているという。 歴代屈指の元ポイントガードで、バスケットボール殿堂入りも果たしたキッドは、10度のオールスター選出をはじめ数々の賞を受賞しているほか、2011年には所属していたダラス・マーベリックスでリーグ優勝を果たしている。 キッドは現役引退後、2013-2014シーズンにブルックリン・ネッツのHCに就任。そのシーズン終了後からは、ミルウォーキー・バックスのHCとして約4年間にわたりチームを指揮したが、2018年1月に契約を解除されている。昨年7月にレイカーズのアシスタントコーチに就任した。