NBAでは、6月24日(日本時間25日)にシーズン再開の試合に各選手が参加するか、欠場するかの意思を各チームに通達する期限を迎える。このように再開へ向けて着実に進んでいる一方で、今は『Black Lives Matter』のスローガンに代表される人種差別問題への改善に向けた活動に注力すべきと主張する選手がいるなど、様々な意見が出ている。 そんななか、マイアミ・ヒートのバム・アデバヨは一旦、試合が始まれば状況は改善されると考えているようだ。地元紙『SOUTH FLORIDA SUN SENTINEL』のアイラ・ウィンダーマン記者は、アデバヨの発言を次のように紹介している。
「バスケットボールをプレイできるようになれば、状況はより簡単になると思う。バスケができないから、変なことになっていると思う。僕たちはバスケットボール選手であり、問題はプレイできていないことだ。(シーズンが再開すれば)おそらく家に帰れないといった悩みは引き続きあるにせよ、最終的にプレイできることでみんなハッピーな気持ちになるだろう」 シーズン再開後は、アデバヨが言及するように、選手たちはオーランドの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」に隔離され、行動も制限されるなど、いつもと違う多くのストレスを抱えることになる。今後は感染防止対策をしっかり行いつつも、選手たちに気分良くプレイしてもらうため柔軟な対応を取っていくことが求められていくだろう。 シーズンが中断を迎える前に41勝24敗の成績を残したヒートは、カンファレンス4位につけてる。2.5ゲーム差で追いかける同3位のセルティックを追い抜くには、今季にキャリア初のオールスター出場を果たしたアデバヨの活躍は欠かせない。