ヒューストン・ロケッツが、今年2月9日(日本時間10日)にフェニックス・サンズから解雇されたガードのタイラー・ジョンソンの獲得を検討しているようだ。 28歳のジョンソンは、2014年のドラフト外からGリーグを経てNBA入りを果たした苦労人だが、2015年から2019年まで在籍したマイアミ・ヒート時代に評価を上げて、今シーズンはサンズでリッキー・ルビオのバックアップを務めていた。 『Houston Chronicle』のジョナサン・フィーガン記者は、ロケッツの補強プランについて以下のように伝えている。
「情報筋によると、ロケッツは、オーランドで再開されるシーズンに向けた補強案のひとつとして、フリーエージェントのタイラー・ジョンソンの獲得を検討しているそうだ。身長191cmのガードのジョンソンは、今年のトレード・デッドライン直後の2月にサンズから解雇された。ロケッツは、2016年にジョンソンが制限付きフリーエージェントになった際にも獲得を検討していたと言われている。その時は、ブルックリン・ネッツが提示した4年5000万ドル(約55億円)のオファーシートにジョンソンがサインしたが、ヒートがマッチして引き抜きを阻止している」 ジョンソンは、今シーズンは31試合に出場して平均5.7得点、フィールドゴール成功率38.0%、3Pシュート成功率28.9%と苦しんでいるが、キャリア通算301試合では1試合平均10.5得点、フィールドゴール成功率43%、3Pシュート成功率35.8%を記録している。本来の実力を発揮すれば、ロケッツにとって大きな戦力になりえるだろう ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルック、エリック・ゴードン、オースティン・リバースらを擁するロケッツのバックコート陣は層が厚い。だが、長身センターのクリント・カペラを放出して極端なスモール・ラインナップに移行し、ポジションの概念がほとんど無い状態になっている。そのため、もし加入すれば、ジョンソンにも出場機会は十分にあるはずだ。