NBA選手会、人権問題の取り組みに関する声明文を発表

6月17日(日本時間18日)、NBPA(NBA選手会)が、7月30日(同31日)にフロリダ州オーランドで再開されるシーズン中の人権問題への取り組みに関する声明文を選手会の公式サイトにて発表した。 NBPAは声明文の中で「我々は、オーランドでプレイをする選手たちが、試合という全国ステージで社会問題に対する運動を効果的に継続できる方法を積極的に提案し、準備をしていきます」と強調。また、選手たちが引き続き社会問題に関わり続けられるようにNBAやチームとの話し合いを続けていると記している。

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さらに、「我々は、警察による暴行や有権者の抑圧を終わらせることや、経済の発展を支援することに焦点を当てた同様の組織へのサポートを促進することで、社会正義への取り組みをより一層強化していく」とした。 また、NBPAのメンバーのうち65%は有色人種で、40%は女性であることから、同組織は多様性を常に重要な要素だと考えていると続けている。 「我々の組織の大部分が黒人だ。我々は、警察による暴行事件が起こる以前から人権問題に取り組んでいるので、労働者や取締役会に多様な人種を採用してきた経験を持つ特別な存在であると信じている。我々は、組織の様々なレベルで黒人の人々が活躍することの価値が、もっと認知されるべきだと考えている」 NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは、様々な懸念材料に関するNBPAとの話し合いは継続中だと『ESPN』のインタビューで述べている。 報道ではブルックリン・ネッツのカイリー・アービングや、ロサンゼルス・レイカーズのエイブリー・ブラッドリーらが、シーズン再開に反対の意見を持っているとされているが、シルバー・コミッショナーは、たとえ再開するシーズンにそれらの選手が参加しなくても、それは契約違反にはならないとコメントしている。

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