7月30日(日本時間31日)にフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドで2019-20シーズンが再開する見込みであることを受け、NBAが新型コロナウイルスの感染予防と健康に関する条項をまとめた113ページに及ぶハンドブックを各チームの関係者に送付した。『New York Times』が報じている。
また、『New York Times』はこのハンドブックを入手したという。同紙記者のレポートによれば、中には「試合後のシャワーは、ホテルの部屋に帰ってから浴びなければならない」、「ハイファイブ、フィストバンプ、ハグを減らすことを推奨」など試合運営に携わるものから、「卓球をする際にはダブルスでプレイしないこと」、「ゴルフをする際にはキャディーを付けてはならない」、「シュノーケルを他人とシェアしてはならない」といった余暇の過ごし方まで、数多くの禁止事項が記載されているそうだ。 さらに、誰もが利用できる匿名のホットラインも開設され、禁止事項に違反した選手やチーム関係者を見つけた場合は、すぐさま通報できる体制が整えられているという。違反者には、警告、罰金、出場停止、もしくはオーランドのバブル(隔離地域)からの強制退去といった処罰が与えられる見込みだ。 再開に向けて、出来得る対策はすべて行うというリーグの姿勢が垣間見られる。選手たちの不安を少しでも解消できるか。