今シーズン、ゴールデンステイト・ウォリアーズの新人エリック・パスカルはチームに怪我人が続出したことで出場の機会を得ると、見事にそのチャンスをモノにした。 パスカルは60試合に出場して1試合平均14得点、4.6リバウンド、2.1アシストを記録。しかし、来シーズンはステフィン・カリーやクレイ・トンプソンが故障からの復帰が見込まれるため、パスカルの出場時間は大幅に減ってしまう可能性が高い。
そんななか、『The Athletic』のアンソニー・スレイター記者のインタビューで、パスカルは来シーズンに向けて大きな期待を持っていることを明かした。 「自分の役割は減るはずだ。だけど力を証明するという意思が強いから、来シーズンもインパクトを残せると思っている。更に高いレベルで自分を証明する準備ができているよ。カリーとトンプソンが復帰することでスペーシングが凄く広がるはずだから、来シーズンがとても楽しみだね」 また、パスカルは、2019年のNBAドラフト2巡目全体41位という低い順位で指名されたこともモチベーションに繋がっているという。 「自分はもっと高い順位で指名されると思っていた。自分の人生を見誤っていたんだ。周りの人々は自分のことをそんなに良い選手とは思っていなかった。だから、その人たちの考えが誤っていたことを証明することが、今シーズンのモチベーションになった。そして、それはかなり上手くいったと思う」 新人ながら堅実なプレイメイクを披露していたパスカルを、スティーブ・カーHCも「彼は明らかに自信があるように見える」と高く評価している。モチベーションも高いため、スター選手に揉まれる中でさらなるステップアップも期待できそうだ。