ネッツのカイリー・アービングを筆頭にシーズン再開に疑問の声 全選手を対象とした投票を要求か

NBAは6月5日(日本時間6日)、選手会が22チームによるシーズン再開案を承認。7月末からフロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」でシーズンが再開される予定だ。しかし、その詳細は未だ不透明な点が多い。 そんななか、多くの選手が様々な理由からシーズン再開に不安を抱いており、全選手を対象とした新たな投票会の実施を求めていると、『NBC Sports』のカート・ヘリン記者が6月12日(同13日)に報じた。安全性や隔離状況での行動制限に対する不安に加え、現在アメリカをはじめ世界各地で行われている人種差別抗議デモの妨げになることを懸念する選手から、シーズン再開を反対する声もあるようで、選手たちは19日(同20日)の夜に意見を統一するための全体会議を設ける予定だという。

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また、同記事では、行動制限の懸念からリーグのトップ40選手のうち3分の2が、この環境下でのシーズン再開に反対しているとした『Bleacher Report』のハワード・ベック記者のツイッターを紹介。続けて、同メディアのテイラー・ブルック記者が、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが19日の全体会議の主催者で、会議には約200選手が参加予定であると報じたことを伝えている。 ボストン・セルティックスのエネス・カンターは『NBC Sports Boston』の取材で、シーズン再開に不安を抱く選手は実際にいると語っている。 「誰かは言えないけど、イースタン・カンファレンスでは、再開されるシーズンへの参加を拒否する選手が多数いる。スーパースターも含めてね。彼らは新型コロナウイルスのワクチンが開発されるまではプレイしたくないと言っているよ」 シーズン再開に向けて動き出したリーグだったが、詳細なスケジュールなどが決定するにはもう少し時間が必要になりそうだ。

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