ウォリアーズのカーHC、検討されるサマーリーグの実施に「興味はない」

NBAは7月31日(日本時間8月1日)から22チームでリーグを再開予定だ。これにより、下位に沈んでいる8チームはシーズン終了となる。公式戦が実施されている夏の間、チーム強化のためこの8チームでサマーリーグのような催しを行なってはどうか、という声も出ている。 ただ、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、この意見に賛成ではない様子だ。『NBC Sports Bay Area』によると、カーHCは電話取材で「サマーリーグには興味がない。何かしらのミニキャンプについて話すことがあったとしても、ほかのチームと試合をすることに興味はない」と語ったという。 シーズン終了となったウォリアーズ以外のチームは、若手を軸にした再建中のところばかりだ。しかし、ウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンとすでにチームの柱となる一流選手たちが揃っている。こういった状況の違いから、カーHCは他チームとの実戦を行う必要がないと見ているようだ。 同記事は、「何人かのコーチとこの件について話した。すべてのチームは、それぞれ違う状況だ。そして、多くのチームは自分たちの若手に、試合を経験させることに興味を持っている。ただ、私たちはそれとは違う状況で、練習することにより関心がある」と、カーHCのコメントを伝えている。 「自主参加の形式は考えていない。シーズン中断から新シーズンまで9カ月空いている。もし、『俺はトレーニングしたくない』と言ってくる選手がいたらショックを受ける。私たちには練習が必要であることをみんな分かっている」 昨シーズン(2018-19シーズン)に5年連続のNBAファイナル進出を果たし、そのうち3度優勝を果たしたウォリアーズは、トンプソンとカリーの故障、ケビン・デュラントの移籍などで今季は15勝50敗とリーグ最下位に低迷。3月に新型コロナウイルス感染防止のためシーズンが中断された時点ですでに、プレイオフ出場の可能性は消滅していた。

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