ロケッツGM、“不当な評価”を受けるジェームズ・ハーデンを擁護「バスケットの天才」

ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンは加入8年目を迎え、今季も絶対的エースとして君臨している。史上7番目の若さで通算2万得点を達成し、3年連続得点王に向けて平均34.4得点とハイレベルなスコアリングショーを見せる一方で、ボールを支配する独占的スタイルは時に非難の対象となってきたが、ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)はエースへの世間の不当な扱いに物申している。 オクラホマシティ・サンダー時代はケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)、ラッセル・ウェストブルック(現ロケッツ)に次ぐ“3番手扱い”だったが、2012年のロケッツ移籍を転機にハーデンはリーグを代表するスーパースターへ飛躍。今季も十八番のステップバック3ポイントを武器に、一時は平均40得点に迫る圧倒的なオフェンス力を示した。 一方で、ハーデンはチーム状況が悪くなるとそのスタイルゆえに常に槍玉にあげられてきた。しかし、ハーデンを連れてきたモーリーGMは『Pomp Podcast』で、その評価は不当だと訴えた。 「メディアが彼を至極公平に扱っているとは思わない。たしかに、彼は自分が信頼している人間たちで小さな仲間の輪を作っている。旧知の人間たちにとっては、心底相手のことを思い、社交的で、オープンで、賢い男だ。みんなと正反対な人間なわけじゃなく、少し遠慮がちなだけだ」 寡黙でシャイな印象に引っ張られていると主張したモーリーGM。ただ、ことコート上のプレイに関しては、改めて説明するまでもないと絶対の信頼を置いている。 「彼はメディア向けのタイプの人間じゃない。ただ、バスケットボールの天才とだけは間違いなく言えるよ。素晴らしい人間だ。我々は8~9年間、一緒に仕事をしてきたけど、タイトルを獲得するために彼以上のパートナーはいなかった。実際、ほとんどの日で、朝起きて自分にこう言っている。『私は優勝するために適切な選手を彼に用意できなかったから、彼らを失望させている』とね」 シーズン途中にセンターのクリント・カペラをトレードで放出し、スモールボールに舵を切ったロケッツ。レイカーズとクリッパーズのロサンゼルス勢をはじめ、強豪ひしめくウェストを勝ち抜いて優勝するためには、大黒柱ハーデンの活躍は不可欠だ。

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