6月4日(日本時間5日)、NBAのシーズン再開案が理事会で承認されたことがリーグ公式サイト『NBA.com』にて発表された。今回導入される新フォーマットでは、今季の上位22チームが7月31日(同8月1日、土曜)から、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にある複合施設『ESPN Wide World Of Sports』でそれぞれ8試合ずつ行い、最終順位を確定。その後、同会場にてプレイオフが開催される。 同メディアは、各チームは6月下旬からトレーニングキャンプを実施することが可能になるだろうと報道。また、7月7日(同8日)頃から開催地に集結し、移動後は他チームとの練習試合を実施するチャンスもあるだろうと伝えている。 シーズン再開後に行われる最初の8試合は、東西のカンファレンス上位8チーム、計16チームに、各カンファレンスの8位チームを6ゲーム差以内で追いかける6チームを加えた計22チームによって行われる。 リーグ中断前からプレイオフ進出が決定していたミルウォーキー・バックス、ロサンゼルス・レイカーズ、ボストン・セルティックス、トロント・ラプターズに続き、レギュラーシーズンの短縮を受け、マイアミ・ヒート、インディアナ・ペイサーズ、フィラデルフィア・76ers、ロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツ、ユタ・ジャズ、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツのプレイオフ出場が確定。メンフィス・グリズリーズに7ゲーム差をつけるダラス・マーベリックスも、事実上プレイオフ進出を決めている。 イーストではブルックリン・ネッツ、オーランド・マジック、ワシントン・ウィザーズの3チームがプレイオフ出場残りの2枠を、ウェストではグリズリーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、サクラメント・キングス、サンアントニオ・スパーズ、フェニックス・サンズの6チームが残り1枠を懸けて争う。 各カンファレンスの8位と9位の差が4ゲーム以内でレギュラーシーズンが終了した場合、プレイオフ出場を懸けた直接対決を2試合実施。9位チームが出場権を獲得するには2試合ともに勝利するのが条件となり、1度でも敗れた場合は8位チームがプレイオフに出場する。 22チームによるシーズン再開案が理事会に承認されたことを受け、アトランタ・ホークス、クリーブランド・キャバリアーズ、ニューヨーク・ニックス、ゴールデンステート・ウォリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、デトロイト・ピストンズ、シカゴ・ブルズ、シャーロット・ホーネッツのシーズン終了が確定的となった。 理事会で承認された22チームによる再開案は、5日(同6日)に選手会の承認を得れば、正式にシーズン再開が決定される見通しだ。