マイケル・ジョーダンが“新記録”樹立　1985年実使用シューズが衝撃の56万ドルで落札

バスケットボール界の神様、マイケル・ジョーダンが新たな勲章を手にした。1985年に履いた実使用シューズがオークションにおける“スニーカー最高額”を打ち立てたと『NBCスポーツ』が報じている。 今回、現在も操業する世界最古の国際競売会社『サザビーズ』のオークションに出品されたのは、「エア ジョーダン1」のプレイヤーサンプル版。最も人気のある赤×白×黒の“ブルズカラーモデル”で、1985年にジョーダンが着用して本人の直筆サインも入っている逸品だ。 その他の特徴として片方は31cm、もう片方が31.5cmと左右でサイズが異なる。また、シューズ内部には「850204 TYPS」と記載されており、製造日の1985年2月4日とプレイヤーサンプルであることを明示。メモラビリア鑑定会社『MEARS』で本物の“ファイナルグレード”認定の証明書付きで出品された。 オークションは17日朝（日本時間18日）に終了し、56万ドル（約6000万円）で落札。これまでのオークションにおけるスニーカー最高額のギネス記録は、12足限定だったナイキの「Moon Shoe」で43万7500ドル（4700万円）だったが、それを1000万ドル以上更新し、“史上最も高いスニーカー”として名を刻むことになった。 『NBCスポーツ』は、「（落札金額の）56万ドルは小売価格115ドル（現在のレートで約1万2000円）のエア・ジョーダン1を4869足買える」と規格外の金額を伝えている。 現在、シカゴ・ブルズが最後に優勝した1997－98シーズンに密着して撮影したドキュメンタリー10部作『マイケル・ジョーダン：ラストダンス』が放映（日本ではNetflixが配信）されており、世界中で話題を独占中。ジョーダンの偉大さが改めて実証されている。