5月12日(日本時間13日)、NBAの複数のスター選手がシーズン続行を強く希望しているという報道が流れ、それに呼応するように、アダム・シルバー・コミッショナーが「2〜4週間以内にシーズンを再開するか否かの決断を下す」というコメントを発表したことで、2019-20シーズン再開に向けて前向きな見方が強まった。 しかし、『NBC Sports BayArea』のアリ・タナワラ記者によると、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、シーズン再開後にウォリアーズが残りの17試合をプレイすることに懐疑的なようだ。 『95.7 The Game』のポッドキャスト『The Damon Bruce Show with Ratto & Kolsky』の中で、カーHCはシーズン再開の噂について語っている。 「私は、基本的に一歩引いた立場にいる。なぜなら我々のチームには、すでにプレイオフ進出の望みが無いからだ。だから私はシーズン再開の話題には関わらない。ボブ(マイヤーズGM)が言っていたように、もしNBAが試合することを望むのなら、私たちはもちろんプレイする。ただ、私はそうなる可能性は低いと思っている。だが、もし試合をするなら、ちゃんとした準備を整えるよ」 NBAが今シーズンのプレイオフ争いを再開させるというのであれば、全チームが関わることになるが、もし残りのレギュラーシーズンを飛ばしてプレイオフを始める場合は、現在プレイオフ出場圏外にいる14チームは試合を行う必要がなくなる。 シーズンが中断する前の時点で15勝50敗と大きく負け越していたウォリアーズは、プレイオフ進出の可能性が絶たれた唯一のチームだった。カーHCの中では、すでにプレイオフ進出の可能性が残っていない今シーズンの試合を行うよりも、来季に向けた準備に取り掛かりたいという気持ちが強いようだ。