フィラデルフィア・76ersの元GM(ゼネラルマネージャー)で、デューク大学出身のビリー・キングが共同ホストを務める『Angelo Cataldi and 94WIP morning Show』に、デューク大男子バスケットボール部のHC(ヘッドコーチ)で、2006年から10年間アメリカ代表チームを率いた“コーチK”ことマイク・シェシェフスキーHCが出演した。 『Sports Illustrated BlueDevilCountry』のショーン・クレスト記者によると、コーチKはキング氏との話のなかで、同大の歴代トップディフェンダーとベストプレイヤーを選出している。まずコーチKが最高の守備選手に選んだのは、NBAでも2度オールディフェンシブチーム入りをしているシェーン・バティエ(元マイアミ・ヒートほか)だった。 「最優秀守備選手はバティエだ。彼はパワーフォワードとセンターも守ることができたから、ディフェンスをコントロールできる選手だったと言える。それに、彼の言葉は全員をひとつに繋ぐことができた」 続けてコーチKは、デューク大が誇る最高のプレイヤーとして、2名の選手の名前を挙げている。 「グラント(ヒル)は、私がデューク大学でコーチをした選手のなかで最も才能があった。彼はアメリカ大統領になるかもしれない。そうなったら素晴らしいね。そして最も良い記録を達成したのは、(クリスチャン)レイトナーだ。大学バスケットボールの歴史のなかで、彼はトップ3に入る選手だ」 「大学バスケットボールの全米王者になるには、NCAAトーナメントで6勝する必要があり、大学で4年間プレイした場合、トーナメントでの最高成績は24勝0敗となる。この記録を達成するのは大変なこと。ルー・アルシンダー(のちにカリーム・アブドゥル・ジャバーに改名)はUCLAで3年間プレイして18勝0敗だったが、デュークで4年間プレイしたレイトナーは21勝2敗という成績を残し、トーナメントの歴代最多得点記録を樹立した。それは本当に素晴らしい偉業だ。私は、グラントとレイトナーの2人が好きなんだ」 2度のNCAAチャンピオンに輝いたレイトナーは、大学4年生の時にドリームチームに選ばれてバルセロナオリンピックで金メダルを獲得。NBAではミネソタ・ティンバーウルブズやアトランタ・ホークスなどでプレイした。同じく2度のトーナメント制覇を達成したヒルは、デトロイト・ピストンズやオーランド・マジックなどでプレイし、1995年の新人王に輝いたほか、オールスターにも7度選出されている。