バックスのジョージ・ヒル「試合でお金を稼ぐことよりも人命が大切」

自宅待機要請が解除された地域にあるチームのトレーニング施設に限り、個人練習が認められるというニュースを受け、シーズン再開への期待が高まっている。 しかし、『NBC Sports』のカート・ヘリン記者によると、ミルウォーキー・バックスのジョージ・ヒルは、新型コロナウイルス関連の早急な動きに対して警戒心を持っているそうだ。先日行った電話での合同記者会見のなかで、85歳になる義理の祖母が新型コロナウイルスから回復したことを明かしたヒルは、シーズン再開の可能性について以下のように語っている。 「期待と心配が入り混じっている。試合をプレイしてお金を稼ぐことよりも、人の命の方が大切だ。もちろん、競技者やアスリートとしては、今シーズンの続きをプレイしたいと思っている。だが、それによって人命が危機にさらされるのなら、シーズンの再開は見送るべきだ。命はバスケットボールよりも遥かに尊い」 「もしこのままシーズンが中止になったら、アスリートとしての自分は腹を立てるだろうが、中止の判断に選手は従うだけだ。もしシーズンが再開するなら、再びコート上でプレイできることを喜ぶだろう。バックスは調子が良かったから、是非ともシーズンを終えたいと思っている」 53勝12敗でリーグ首位に立つバックスに所属するヒル。優勝の可能性も高かっただけにシーズン再開への思いは人一倍強いはずだが、それでも何が大切かを見極めることが必要であるとした。 「世界の人口は、NBAファンの数よりも多い。我々のファンは、シーズンが再開したら大喜びするはずだ。だが、我々は『本当に、それをやる価値があるのか。たった数ドルを稼ぐために、自分自身や、自分の家族や、子供たちを危険にさらす必要があるのか』ということを問い直さないといけない」 1日も早く元の日常が戻ることを望む声も多いが、専門家たちは早急な動きはコロナウイルスの第二波を引き起こすと警告している。 アダム・シルバー・コミッショナーは、選手やスタッフの健康と安全が、今後のプランを決めるうえでの最優先事項だと主張し続けているが、果たしてどのような決断を下すのだろうか。

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