ミルウォーキー・バックスがクリスマス・ゲームでマジソンスクエア・ガーデンに来た時は、マリオ・ヘゾニアはヤニス・アデトクンボに会わないようにすべきだろう。 ニックスがオーバータイムの末に136対134でバックスを下した試合の第1Q(クォーター)序盤、ヘゾニアがボールをスティールして単独速攻に持っていき、ユーロステップでアデトクンボをかわして強烈なダンクを決めた。その際、ヘゾニアの速攻を止めるために何度か体を接触させていたアデトクンボはコートに倒れこんだ。そして、ダンクを決めたヘゾニアは、2001年のNBAファイナルでアレン・アイバーソンが倒れているタロン・ルーの体をまたいだ時と同じように、起き上がろうとしているアデトクンボの体の上をまたいだのだ。 試合後、体の上をまたがれたことに腹が立ったかと聞かれたアデトクンボは、「あぁ、もちろんだ」と即答し、今度また同じことをしたらヘゾニアの股間を殴ると発言した。 この試合で33得点19リバウンドを記録したアデトクンボは、ヘゾニアにまたがれた数分後に強烈なダンクを炸裂させ、ニックスのノア・ボンレーを押しのけて自軍のハドルへと駆け戻って行った。 アデトクンボとヘゾニアの因縁から、しばらくは目が離せないだろう。