レブロン・ジェームズ、“同門”ベン・シモンズの可能性に太鼓判「彼には限界がない」

フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは、身長208cmを誇る大型ポイントガード(PG)として2年連続でオールスター出場も果たしている。その類まれなオールラウンドな能力に疑いの余地はないが、唯一の課題とも言えるのが成功率わずか8.7%の3ポイントシュートだ。しかし、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、シモンズに対する批評を一蹴している。 2016年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたシモンズは、トレーニングキャンプで右第5中足骨を骨折してルーキーイヤーを全休。実質1年目となった2017-18シーズン、81試合に出場して平均15.8得点、8.1リバウンド、8.2アシストを記録して新人王に輝いた。以降、センターのジョエル・エンビードと並ぶ大黒柱としてチームを牽引している。 『ESPN』によれば、シモンズは昨夏からパーソナルトレーナーを雇い、チーム練習とは別にトレーニングを実施してきた。シーズン中は試合当日の朝にも汗を流してきたなかで、ハンドリング向上や、添える手の親指に頼りがちなシュートリリースで変な回転が生まれるのを改善すべくフォーム矯正に取り組んでいたという。 トレーナーを務めるクリス・ジョンソン氏は、「ベンがどれだけ優れたシューターか世界に示す準備ができたとき、3ポイントだけじゃなく、エルボー(フリースローラインの端)、ミドルレンジ、あらゆる面でレベルが引き上る」と日々の練習に自信を覗かせる。 ただ、シモンズは昨年11月20日(日本時間21日)のニューヨーク・ニックス戦で4年目にして初の3ポイントシュートを成功させたが、キャリア通算の成功率は8.7%(23本中2本成功)。ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)から「ベンには3ポイントを打ってほしい」と言われ、外角からの攻撃を試みないシモンズに対してエンビードが不満を漏らすこともあった。 しかし、昨夏に同じくクリス・ジョンソン氏とトレーニングを行ったレブロンは、シモンズの努力が不十分だという世論を真っ向から否定している。 「ベンはすごく熱心に練習していた。彼には限界がない。サイズ、強さ、視野、バスケットボールIQ…、彼は自分のことをベストだと信じるべきだし、実際そうしている。彼が他の人の言うことを気にしない限り、大丈夫だよ。十中八九、人々は批判してくる。彼らは嫉妬しているのさ。ベンが自分たちよりも優れているからね」 “キング”ことレブロンも一目置くシモンズが、どのように“完成された万能戦士”への道を歩むのか、注目が集まる。

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