ブルズ3連覇戦士トニー・クーコッチ、元同僚の“神”を称賛「ジョーダンは自然の奇跡」

1997-98シーズンのシカゴ・ブルズに密着して撮影したドキュメンタリー10部作『ザ・ラストダンス』の放映が4月19日(日本時間20日)に迫り、当時のメンバーに再び注目が集まっている。2度目の3連覇に貢献したクロアチア出身のトニー・クーコッチは、“神様”マイケル・ジョーダンとその“後継者”と呼ばれたコービー・ブライアントの比較に持論を展開している。 1990年のドラフト2巡目29位でシカゴ・ブルズに指名されたクーコッチは、ヨーロッパでプレイを続けたのち、1993年にNBA挑戦を決断。ジョーダンが引退した1993-94シーズンには、セカンドユニットの中心選手として平均10.9得点、4.0リバウンド、3.4アシストを記録した。 翌1994-95シーズンは先発に昇格したが、ジョーダンが最初の引退から電撃復帰した後は再び6thマンへ。当時シーズン最多の72勝を挙げた95-96シーズンは平均13.1得点を挙げて最優秀6thマン賞を獲得。ブルズ2度目となる3連覇の隠れたキーマンとしてチームを支えた。 51歳となったクーコッチは、母国クロアチアメディア『tportal.hr』のブラド・ラディチェビッチ記者から「フィル・ジャクソン・ヘッドコーチは以前、私にコービー・ブライアントはマイケル・ジョーダンと同じくらい素晴らしいと言った。彼は2人を指揮してタイトルを獲得していることを考えると、その言葉に重みはありますか?」という問いにこう答えている。 「コービー・ブライアントはマイケル・ジョーダンの典型的なコピーだ。それは、彼をジョーダンと同じ目線で語ることを阻む要素。彼らは同じポジションでプレーし、フィジカル的にも非常に似ていた。コービーはジョーダンからインスパイアを受け、彼自身の魂や精神(マンバ・メンタリティ)を手にした」 全盛期のジョーダンを知り、コービーとも対戦経験のあるクーコッチは、2人に類似点があることを認めつつも、ジョーダンは“唯一無二”の存在だったと見解を述べた。 「まもなくジョーダンのドキュメンタリーが公開されて、2人の間にどれだけの類似点があったかが分かるだろう。どちらも死ぬ気で勝利を求め、非常にハードに練習し、ベストな存在になるために前例がないほどの努力を費やした。私にとって、マイケル・ジョーダンは“自然の奇跡”だよ。彼はたった3時間しか寝ないで、凄まじいエネルギーでゲームを試合していたからね。99%の人間が死ぬだろうと考える肉体的・精神的なリミットの上にたどり着いた。彼には体の限界を超える精神力がある」 現在は古巣ブルズの特別アドバイザーを務めるクーコッチは、ジョーダンの偉大さに改めて思いを馳せていた。

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