ロサンゼルス・レイカーズは、シーズン中断が続き球団の収入が大幅に減っていることを受けてスタッフの給与カットに乗り出す模様だ。『ESPN』は、レイカーズは上層部のスタッフを対象に20%の給与削減を求めると伝えている。 給与カットについては先月下旬、NBAのリーグ機構が、アダム・シルバー・コミッショナーを含む年俸上位100名のスタッフに対して20%を給与削減すると報じられていた。また、現在NBAはNBA選手会と選手の年俸カットについて交渉中であり、このままレギュラーシーズンの残り試合が行われなかった場合、まだ残っている給与の内、最大25%の支払いを保留する可能性があると、同局のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 レイカーズのオーナー構成は、長らく球団を保有しているバス家が株式の66%を保有。それに続くのが、スポーツ&エンターテイメント企業のAEGで約27%となっている。 また、上層部の給与を削減する一方、レイカーズは同じくステイプルセンターを本拠地として使用するロサンゼルス・クリッパーズ、NHLのロサンゼルス・キングスと共同で総額500万ドル(約5億4,000万円)以上の基金を設立。これは同アリーナでスポーツの試合、コンサートなどが開催された場合、時間給で働く2,800人のスタッフへの賃金サポートに使われる。