2週間前に新型コロナウイルス感染症と診断されたボストン・セルティックスのマーカス・スマートが、同ウイルス治療法の研究のため成分献血を志願したと、『ESPN』が3月31日(日本時間4月1日)に報じた。 NBAは、コロナウイルスの最も有望な治療法とされる「Convalescent Plasma(回復期患者からの血清療法)」プロジェクトを支援する「NBA Together」プログラムを立ち上げており、感染症から回復した選手に協力を検討するよう求めていた。同メディアによると、マーカスを含む少なくとも4人の選手が献血を検討しているとのこと。 メイヨー・クリニックのマイケル・ジョイナー医師は、この実験的治療法について「一部の患者の疾患を改善し、感染期間と重症度を低下させる可能性がある」と述べている。また、ジョイナー医師は、プロのアスリートが特に価値のあるドナーとなる可能性があることを以下の通り述べている。 「彼らは体の大きさに比例して血液量が多いため、結果的に(治療に必要となる)多くの血漿を持っています。また、頻繁に肉体的なトレーニングを行うことで血漿量が増加するため、彼らは通常の男性と比して価値のあるドナーとなることが期待できるでしょう」