NBAが4月1日以降の選手への給与支払いを保留

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、NBAは、4月1日(日本時間2日)の給与支払日までは選手に給料を満額支払うが、それ以降の給与支払いについては保留しているようだ。 次の給与支払日は15日(同16日)だが、シーズン中断により選手は試合をしていないため、給料を支払うかどうかについては改めて話し合いが必要だと、各チームにメモが送られたそうだ。 現在、NBAはシーズン中断によって予定されていた興行収入をすべて失っており、財政面で大打撃を受けている。 NBAとNBA選手協会が締結した労使協定には、戦争、自然災害、パンデミックといった予期せぬ事態によって試合がキャンセルされた場合、1試合につき、各選手の1シーズンの給与のうち「1/92.6」を保留できるという条項がある。なお、92.6という試合数は、プレシーズンゲーム5試合、レギュラーシーズン82試合、プレイオフの平均試合数5、6試合の合計によって算出されている。 ウォジナロウスキー記者によると、NBAは「15日までに選手の給与に関する通知を送る」と、各チームに伝えているそうだ。 今シーズンのNBA選手の給与は11月15日(同16日)から12回に分けて支払われることになっているが、シーズンの期間内で分割するか、1年間の分割(月給)にするかは、各選手が選ぶことができる。4月1日の給与が満額支払われれば、シーズン期間内の分割を選択している選手は1シーズンのサラリー総額の90%を受け取れた計算になり、1年間の分割を選択している選手はサラリー総額の60%を受け取れた計算になると、『ESPN』のボビー・マークス記者は説明している。

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