NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは3月18日(日本時間19日)、『ESPN』の番組『スポーツセンター』に出演。中断しているシーズンの再開に関して、3つのオプションを検討していると明かした。 ユタ・ジャズのルディ・ゴベアが3月11日(同12日)に新型コロナウイルスの陽性と診断され、NBAは即座にシーズンの中断を決定。現在はチーム練習が禁止され、自宅ないしはチーム施設での個人練習のみが許可されている状況となっている。 6月中旬~下旬でのシーズン再開の可能性が報じられていたなか、NBAの最高責任者であるシルバー・コミッショナーが『スポーツセンター』に出演し、検討している3つのシチュエーションを説明した。 1. 観客を入れてのシーズン再開 2. 無観客でのシーズン再開 3. オールスター形式のゲームないしはトーナメント シーズン再開を基本線としつつ、資金調達・エンターテインメント提供の観点から、オールスター形式のゲームないしはトーナメントに“代替え”する可能性もあるという。レギュラーシーズンを再開させるのか、それとも直接プレイオフに突入するかについては、「正直分からない」と吐露。新型コロナウイルスの猛威がどこまで長引くかによるとしつつ、可能な限りシーズンを最後まで行ないたい意向を示している。 「私は基本的に楽観的です。少なくともシーズンの一部を再開できると信じたい。公衆衛生当局者からの『OK』が再開の目安になる」 また、万が一シーズン打ち切りとなった場合、個人賞などのアウォードや成績の処遇については「まだそれを検討する段階には至っていない」と回答。今回のシーズン中断により、新シーズンの開幕をクリスマスにずらすなどスケジュール再編案も浮上しているが、「たぶん(そうなるでしょう)。その可能性は常に話しています」と説明している。