ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、2018年に故郷オハイオ州アクロンに、自身の財団と地元自治体で提携し『I Promise School』と名付けた公立学校を開校した。同校は、貧困層で教育を受けるのが困難な環境にある子どもたちを受け入れ、朝食、昼食、夕食前の軽食を提供するなど様々なサポートを行なっている。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オハイオ州では知事が3月12日(日本時間13日)に公立と私立の学校に対し、今後少なくとも3週間の休校を要請した。それを受け、『I Promise School』でも授業は行なっていなかったが、支援を必要とする生徒とその家族への対応を行なう施設「ファミリー・リソース・センター」については引き続きオープンしている。 学校の運営を担う「レブロン・ジェームズ・ファミリー財団」のエクゼクティブディレクター、ミシェル・キャンベル氏は、全国紙『USA Today』の取材で次のように語っている。 「センターを引き続きオープンするのは大きなこと。学校がそれを許可してくれて、とても幸せです。私たちは今の信頼を、時間をかけて築いてきました。世の中はすべてが閉まっていきますが、私たちは逆の方針です」 同センターは保護施設を備え、衣服、薬の支給、メンタルヘルスのサポートを実施。いつでも電話で相談できるホットラインも開設している。また、生徒と家族のための食べ物、歯磨き粉、トイレットペーパーも備蓄しており、助けを必要とする人たちを常に受け入れる体制ができている。