ルカ・ドンチッチは“レブロン級”　同僚＆オーナーも才能に感嘆「一世代に一人の才能」

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは2年目の今季、平均28.5得点（リーグ6位）、9.3リバウンド、8.8アシスト（同3位タイ）、1.02スティールと目覚ましい活躍を見せ、21歳にしてシーズンMVP候補にも挙げられている。その無限の才能は、同僚やチーム関係者から見ても別次元のレベルだという。 7歳の頃からバスケットボールを本格的に始め、13歳で母国スロベニアを飛び出してスペインの名門レアル・マドリードの下部組織に入団したドンチッチは、クラブ史上最年少の15歳でトップチームに昇格。2017-18シーズンにはユーロリーグ優勝と史上最年少でのMVP受賞を果たした。 2018年のドラフト1巡目3位でアトランタ・ホークスに指名され、トレイ・ヤング（現ホークス）とのトレードでマーベリックス入り。いきなり平均21.2得点、7.8リバウンド、6.0アシストを挙げて新人王に輝き、2年目の今季もオールスターに初選出されるなど圧巻のパフォーマンスを続けている。 優勝3回、シーズンMVP受賞2回を誇るステフィン・カリーを兄に持つセス・カリーは、同僚ドンチッチの才能に太鼓判を押す選手の一人だ。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者によれば、“キング”ことレブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）を引き合いに出してその凄みを語ったという。 「感動したよ。彼のプレイは一貫している。才能にあふれ、多くのことができると知っているけど、それが毎試合なんだ。僕にとってはそれがもっと印象的だね。サイズ、ハンドリング、プレイメイク能力を備え、彼はレブロンのようだと思う。大きくて、すべてが見えるから、あらゆるパスを通せる。彼は（レブロンほど）アスレティックではなく、よりシュート力があるけど、プレイスタイルは似ていると思う」 また、ダーク・ノビツキーやスティーブ・ナッシュらスーパースターを見てきたマーク・キューバン・オーナーも、『HoopsHype』のアレックス・ケネディ記者とのインタビューでドンチッチを称賛している。 「ルカがヨーロッパでプレイしていた時、彼の素晴らしさを目の当たりにした。17歳、18歳でMVPとチャンピオンシップを獲得しても驚きはない。素晴らしい才能を持ってNBAにやってくる選手はたくさんいるが、レギュラーシーズンの試合で実際に見るまでは分からない。レベルが異なるプレイオフで我々はまだルカを見ていない。でも、最初の10試合を見た時、彼がスペシャルだと分かった。新人王を獲得して、さらに飛躍するか？ それは才能だけじゃなく、ルカのハードワークする意欲が証明している。彼のような選手を獲得すると、（脱帽して）首を横に振って笑うしかない時がある。一世代に一人の才能を手にした。ただ、まだ（優勝）リングを手にしていないから完璧じゃないね」 ノビツキーに代わり、マーベリックスの新たなフランチャイズプレイヤーとして期待されるドンチッチ。クラブ史に名を刻み、後世に語り継がれる存在になる日はそう遠くないかもしれない。

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