クリス・ボッシュ、殿堂入りの最終候補に入れず落胆「憧れの選手たちと一緒に入れることを期待していた」

米バスケットボール殿堂は、2月14日(日本時間15日)に今年殿堂入りする最終候補者を発表したが、元マイアミ・ヒートのクリス・ボッシュは自身の名前がそのリストに入っていないことに不満を感じていると表明した。 ボッシュは18日(同19日)、自身のインスタグラムにて声明を発表。「みんなには正直に言うよ。僕は競争者だ。この人生ずっと戦い続けてきた。多くの人は本当の僕を知らないだろうけど、僕は激しい競争者で負けるのがすごく嫌いなんだ」と語り、「とにかく落胆している」と自身の本音を伝えた。 今回の最終候補には先日亡くなったコービー・ブライアントをはじめ、ティム・ダンカン、ケビン・ガーネットといったレジェンドたちが名を連ねている。史上最高とも称される今回の殿堂入りメンバーの一員になれなかったことに、ボッシュは悔しさを感じていると続けた。 「ずっとポスターで眺めていた憧れの選手たちと一緒に入れることを期待していたんだ。また来年あるじゃないかと言う人もいるけれど、来年そうなると言えるのかい? 僕は毎日をこういう気持ちで生きているし、みんなにも『もし明日が来なかったら』という気持ちで日々過ごしてほしいと思っている」 『ESPN』によると、キャリア通算で平均19.2得点、8.5リバウンド以上を記録している選手は、ボッシュを含めてNBA史上13人しかいない。2003年から13シーズンにわたりプレイし、2度の優勝、そしてオールスターに11度選出されているボッシュだが、血栓症によって引退を余儀なくされた。 「自分のキャリアが長いものにならなかったことが悔しい。本来なら今でもプレイしているべきだと思う。ただそれが目標だったけれど、そのようにはならなかった。このようなことは経験したくなかったよ。それでも素晴らしい選手たちと共に一緒に(殿堂に)入れるかもと思ったんだけどね。最終候補にも残らなかった。ただただ落胆している」 人前では明るく振る舞い常に笑顔を絶やさないボッシュだが、病気に自身のキャリアを阻められた悔しさが、その言葉の節々に滲み出ていた。

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